こんにちは
長かった夏から秋は急ぎ足で過ぎ、いよいよ本格的な冬の到来ですね!

今年も残すところひと月を切りました・・・
はや~い! 時間がたりない! 家の片づけしなきゃ!・・・と焦りが出てくるのは私だけではないでしょう…

今月はどなたも忙しく過ごされると思います
寒くなるとお身体が冷え、体温が下がりやすくなります
すると代謝や免疫力も低下して、体調不良になりやすくなるのでくれぐれも気を付けてお身体を冷やさないように過ごしましょう

今回は冬の養生をお知らせします

冬を元気に過ごすためには「腎」を整えましょう!

冷えていませんか・・・

冬はとにかく冷えから身体を守ることが大切です
「腎」は冷えることで弱りやすい臓器です

冷えによる不調は、単純に身体が冷えた、手足が冷たいというだけでなく肩こり、腰痛、頭痛、胃の不調、膀胱炎、気分の落ち込みなどが起きやすくなります

また、免疫力の低下から風邪をひいたり、代謝が落ちて太りやすくもなります
なので身体を冷やすものは避けることが予防になりますね!

冷え性の原因

・冷たい物をよく飲む、食べる
・生ものをよく食べる  (生野菜サラダ、果物、刺身…)
・甘いものよく食べる  (ケーキ、チョコレート、和菓子、甘い飲み物…)
・夏の食材を食べる  (トマト、キュウリ、レタス、バナナ…)
・デトックス食材をよく摂る  (青汁、どくだみ茶、ケール)
・素足で過ごす
・暖房を寒くなるまでつけない

こころ当たりはありませんか?

冷え性のタイプ別養生

①エネルギー不足の冷え性(陽虚)

身体を温める熱エネルギーが足りない状態

症状  全身の冷えを感じる、お腹が冷えやすい、便がゆるい、食が細くて食事量が少なく体力がない状態
お勧め食材  鶏肉、羊肉、鮭、かぶ、にら、よもぎ、シナモン、酒粕、甘酒、長ネギ…

②血不足の冷え性(血虚)

身体に熱を運ぶ血液が足りない状態で、女性に多い冷えです
末端冷え性になることも多いです

症状  皮膚や髪が乾燥しやすい、爪が薄く割れやすい、ドライアイや視力の低下が気になる、便秘…
お勧め食材  レバー、カツオ、マグロ、羊肉、鮭

③巡り不足の冷え性(気滞)

身体の熱が巡らずに滞ってる状態

症状  手足は冷えているのに顔はのぼせているという状態
温かいものは上の方へ、冷たいのものは下の方へたまりやすい性質があり、巡らせることが大事です
イライラ、ソワソワしたり、ゲップやオナラガ多かったり、身体が凝りやすい
おへそより下は冷やさないようにし、散歩や足湯で血流を促すと良いですよ!
お勧め食材  ゆず(皮)玉ねぎ、シソ、カジキマグロ、ジャスミン…

腰は大丈夫? (腰痛)

腰は「腎の府」ともよばれ、「腎」の状態が出やすいところです
何もしていないのに「ぎっくり腰」になることがあります

これは外的要因ではなく、内的要因で起きている腰痛です
なので、腰痛持ちの人や、ぎっくり腰に何度もなる人は「腎」が弱っていることが多いです
※年末年始に多いのが、胃腸の疲れと、「肝」の疲れからの腰痛です

★ここで基礎知識!
五臓六腑相関図

 

 

東洋医学でいう五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、生命活動に欠かせない生理機能を五つに分類したもので、五臓それぞれの働きは、季節と連動していると考えられています

腰痛の養生

「腎」の疲れ(腎虚)による腰痛

症状  何度も腰痛を繰り返す、足腰の弱り、体力の低下、加齢、精力の減退
お勧め食材  魚介類、山芋、豚肉、栗、くるみ、エビ
腰を温めると早く回復できます
胃腸や肝臓の疲れからくる腰痛は、まず暴飲暴食を避けましょう

これから年末年始にかけてお忙しい上に、クリスマス、忘年会、新年会、等…と会食の場が多くなります
体調を崩してしまっては楽しめませんので、今回のお知らせを参考になさって元気に新年を迎えられてくださいね!
不安のある方は、未病のうちに当サロンをご利用ください<(_ _)>🍀

参考文献:「おうち薬膳養生」瀬戸佳子 著