こんにちは
リラクゼーションサロン・ビハーラです

今回は健康寿命を延ばすために重要な骨格(股関節)についてお知らせしようと思います

ようやく季節は秋の気配を感じるようになりましたね!
今年は、お彼岸時期ににぎやかに咲く我が家の彼岸花がこれからなんです…
こんなこと初めてです!
それだけ長い夏だったわけですね!

ほっとしたタイミングで夏の疲れがでるかもしれませんので、無理せず休養、リフレッシュする時間を大事にお過ごしくださいね!

健康寿命を延ばす「股関節」

股関節は人体最大の関節で下肢の動きの中心的な役割を果たしています
ただこの股関節の重要性をあまり意識できていないかもしれません…

股関節の動きが悪くなると、歩く・立つ・座るなど基本動作が困難になり、活動量の低下に繋がります

股関節のしくみ・構造

股関節とは、上半身と下半身の間にあり脚の付け根部分にある関節のことをいいます
大腿骨の丸い部分(大腿骨頭)が骨盤の受け皿部分にはまり込む構造をしていて、球関節の中でも臼状関節の分類されます

股関節の基本的な動きは6つあり、その中のいくつかを組み合わせて様々な動作をしています

股関節の基本的な動き

①屈曲ー足を前に振り上げる動き
②伸展ー足を後ろに引く動き
③外旋ー足を外側にねじる動き
④内旋ー脚を内側にねじる動き
⑤外転ー脚を外側に開く動き
⑥内転ー脚を内側に閉じる動き

これらの動作により、股関節は「歩く」「座る」などの移動動作、「立つ」などの体重支持動作を司る日常生活にとても重要な役割を果たしています

しかし運動不足や長時間の座位による筋力の低下、また悪い姿勢による身体のゆがみにより周囲の筋肉にストレスが加わると常に緊張状態になり、股関節周りの筋肉が硬直(筋膜が癒着)し柔軟性が低下します

その結果 股関節にロックがかかったような状態になり、股関節が硬く(可動域が狭く)なってしまいます

股関節が硬くなるとどうなる?

〇下半身の血行不良
股関節の周囲には多くの筋肉や腱が集まっており、大腿動脈という太い血管や、リンパ節、太い神経も通っているため、血管やリンパ管が圧迫され、むくみや冷え、代謝の低下などに繋がる

〇筋力の低下

〇骨の変形

〇腰への負担
日本人の座位時間は世界最長!?といわれています
理想は30分に1回、少なくても1時間に1回は立ち上がるようにしましょう!

股関節と脳機能の関わりー「歩幅」

歩幅は身体のバランスや安定性にも関連していて、様々な場面に合わせてコントロールされています

例えば、平な大きな道路では広い歩幅で歩けたり、デコボコ道や整備されていない道路や濡れている道路では転ばないように歩幅が無意識に狭くなります。
高齢者の方は、筋力の低下など身体的な事情で安定性を確保するために自然と歩幅が狭くなり、転倒しないようにバランスを保とうと歩幅が狭くなる傾向があります

しかし、日常的に歩幅が狭くなると、歩くスピードが落ちるだけでなく脳機能を低下させることにも繋がります
歩幅の調整には脳の多くの部分が関与していて、歩幅が狭い人は、広い人に比べて認知機能が衰えやすいといわれています

それは歩幅を調整しているのは大脳皮質であり、認知機能の関係する脳の部分と重なっているためと考えられています
歩幅を意識して歩くことで、普段使っていない筋肉が意識的に使われ、脳内で新たな神経回路が構築されたり、脳の血流が向上し、脳の活性化も期待できます。

理想の歩幅ー65㎝以上(横断歩道の白線を踏まないで跨げるかが簡単な目安になります)
歩幅を無理なく広げるコツー腕を後ろに振る!(背筋が伸び、視線が上がるので猫背予防にもなります)

柔軟性を高めよう

股間節は日常生活で大きく動かすことが少なく、特に硬くなりやすい関節です…
股関節の周囲の筋肉の緊張をほぐし柔軟性を高めることは、怪我のリスクを低下させ、脚を楽に動かすことができ身体を動かすこと、運動することが楽しいと感じるようになります

柔軟性を高めることの効果

〇姿勢が良くなり、バランスが安定する
(股関節の柔軟性が高まる→骨盤の傾斜が整う→姿勢が良くなる→筋肉の緊張がほぐれる→腰痛の軽減)

〇代謝が上がり、太りにくくなる
(筋肉の緊張がほぐれる→血流やリンパの巡りが良くなる→代謝が上がる→むくみや冷えの解消)

〇滑液の分泌が増加する
(滑液とは・・・関節を包み込んでいる関節包の内部で分泌される液体)
(滑液の働き・・・関節を滑らかに動かす潤滑油のような働きや、関節軟骨に栄養素を供給する働きがある)
滑液をしっかり分泌させることが、変形性股関節症の保存療法として有力視されている

股関節の柔軟性を高めるには

ストレッチがお勧めです!
軽いストレッチから始め、毎日正しく続けることで柔軟性が増し、関節の可動域を広げることができます
お風呂上りなど身体が温まった状態で、無理せずにゆっくりと行いましょう
※ストレッチの仕方がわからないときは、おたずねくださいね!

次回は美しい姿勢を保つのに重要な役割を担っている「筋膜」についてお伝えしますね!