こんにちは🍀
リラクゼーションサロン・ビハーラです

8月も終わろうとしていますが、まだまだ残暑が厳しいですね!😵
それより今は台風が何より心配です…
気圧の変化で体調を崩している方もおられるでしょう…

実は、私はこの夏は胃腸の調子があまり良くありません!😣
すぐにお腹を壊してしまいます!

夏バテ?なのかもしれなのですが、自分の身体を整えなければと思い、いろんなテキスト等を参考に学びましたので、この時期の養生についてお伝えしようと思います。

初秋の養生
8月

8月8日頃に「立秋」を迎え、暦の上ではになります
つい最近ですが、ツクツクボウシが鳴いていたので、夏の終わりが近づいているように感じました!
でもまだこの暑さですが・・・

秋の前半は残暑に対応しながら夏の疲れを回復させる時期になります

☆秋の臓器は「肺」

秋は「肺」に負担がかかる季節です

「肺」は呼吸全般に関係するところと考えるので、喉や鼻なども「肺」の中に含まれます
気力がわかない人、元気がない人はこの「気」が不足しています。

秋は「気」を補うのに良い時季で、その根源となるのが「肺」になります
「肺」を元気にすることで気力と体力の充実を図ることができるという事になります

☆秋の邪気は「燥邪」

「燥邪」は乾燥のことです

秋の前半8月、9月に外気の乾燥を感じる人は少ないと思います
秋の前半は身体の外側ではなく、内側の乾燥に気を付けたい時季です

夏にたくさんの汗をかいて、身体の潤いをかなり消耗していることが多く、喉の渇きや痛み、張り付き、目の赤み 等を感じることもあります。
夏の暑さで消耗した潤いをまず回復させることが秋の前半の課題になります。

残暑への対策と秋の準備期

不調①頭痛・肩こり

頭痛・肩こりの原因は様々ですが、この時季は暑さによって血液が煮詰まった状態で「瘀血」といって血流が滞って痛みを発生させています

原因1・・・暑さがこもってしまうため
原因2・・・潤いが不足しているため

東洋医学で「瘀血」いうのは、血管系の病気や婦人科疾患、老化など、いろいろな病気や不調になるものです。
何らかの理由で血流が悪くなってしまったり、老廃物が多くなって流れが滞ったり、水たまりのようにどこかに取り残されてしまった血液があったり…
そういったうまく流れてくれない血液のことを「瘀血」といいます

★「瘀血」を解消してくれる食材
なす・青魚(サバ、サンマ、イワシ)・トマト・玉ねぎ・酢(南蛮漬け、ピクルス)・黒キクラゲ・納豆・桃

〇暑さがこもっている「瘀血」
(身体の熱感が取れない、顔がほてる、目が充血、微熱がある、夜に手足が熱くて寝むれない 等)

★熱を冷ます食材・・・トマト・苦瓜・スイカ(ウリ科の食材)
夏に頭痛になりやすい人はトマトジュースを常備しておくと良いです

〇潤い不足の「瘀血」

水分補給が十分にできていない時、大汗をかいた時など血液が濃くなって「瘀血」になってしまいます。
汗の量と補給する水分量にバランスがとれているかが重要です。

水分の補給量が足りているかはお小水の見ます。
お小水の色が緑茶よりも濃ければ水分不足です。

他にも・喉の渇き強い・喉が痛い・から咳・便が乾燥する 等の症状も…

★潤い不足を解消する食材・・・スイカ・桃・ぶどう・梨・トマト・ズッキーニ・豆腐 等

年齢とともに潤いを蓄える力が失われてきます。保水力を高めるものとして、甘酸っぱいレモネードや梅ジュースがお勧めです
汗のかき方で気を付けたいのが貧血です
汗は血液から作られているので発汗量が多い時は貧血になっていることもあります
レバー・赤みの肉・魚を食べて予防しましょう
水分不足で起きている肩こりは、筋肉に潤いがなくなっているので、無理に揉んだり、痛くなるようなストレッチは筋肉を傷めるので禁物です
ビールコーヒーは利尿作用が強く水分補給には不適です

不調②喉の痛み

熱は上の方にたまりやすい性質があり、熱がこもった時の症状は身体の上の方、頭部に集中します。
熱はこもると、水分や潤いを蒸発させる性質があり、喉の粘膜が乾燥して、喉の痛みにつながります。

★お勧めの食材
ミント・オリーブ・イチジク・梨・粘膜を強くする かぼちゃ・はちみつを摂ると予防になります。

熱がこもった喉の痛みと同時に「から咳」がでることが多いですが、風邪症状と思って身体を温めたりすると、悪化させるので気を付けましょう。熱を取る食材で症状が治まる場合は風邪ではありません。

不調③口内炎

夏の暑さで熱がこもったままになっていると、粘膜全体が潤いを失ってしまい、の粘膜も潤いが不足し、熱を冷ますことができず、炎症になることがあります。
食べ過ぎて口内炎ができると思いますが、東洋医学では「胃熱」といって胃に熱がこもっている状態と考えます。
血液の中に熱があるのは熱中症の状態で、できるだけ早く熱を冷ますことが大切です

★お勧めの食材・・・特になすがお勧めです!他に、かぼちゃ・人参(黄色い食材)・オクラ・山芋(ネバネバ食材)が予防になります。

喉の痛みや口内炎がある時は、乾燥させる性質がある辛い物は禁物です!
また、空腹時のコーヒーアルコールも粘膜が荒れるので要注意です

〇瘀血が多いと「シミ・クスミ」が増えやすい

シミクスミ「瘀血」の多さに関係します
日差しの量と関係なく、瘀血が表面化してお肌に影響が出てきます。

瘀血を増やさないように、夏の暑い季節は水分補給と、熱がこもり過ぎていないかに気を付けましょう。
また「貧血」は肌表面の血流不足で老廃物が回収できず瘀血が生じてしまうことになるので、血液を補う食事に心がけてください。

瘀血を増やすコーヒー、アルコール、揚げ物、乳製品の甘い物(ケーキ、クッキー)は美肌の大敵です!
寝不足も瘀血をデドックスできなくなるので気を付けましょう。

初秋の養生
9月

9月に入るとようやく少しずつ秋らしい日も増えてきます。
白露(9月8日頃)は、ツバメが南方に帰る頃でそろそろ暑さばかりでなく寒さに備え始める時期に入ります。
秋分(9月23日)を過ぎれば昼よりも夜が長くなり、本格的な秋の身体にシフトしていきます。

★お勧めの食材
かぼちゃ・里芋・しめじ・椎茸・冬瓜・しその実・鮭・いちじく・すだち・ぶどう

不調④疲れやすい・やる気がでない

東洋医学では、疲れやすさ、疲労感のある人は「気虚」という状態で「気」が不足しているのです。
夏は、「気」の力を使って汗を身体から出して、汗を出せば出すほど体力、つまり「気」をたくさん消耗してしまうことになります。
この「気」の回復が不十分なまま秋を迎えると秋に疲れが出るという状態になります。

〇気力不足の人の特徴

・ぐったりしている・動くのが億劫・朝 起きられない・夕方に体力・集中力が落ちる
・疲れると食欲が落ちる・お腹を下しやすい 等

瘀血からくる疲労感と気が不足した疲労感の見分け方
身体を動かせば動かすほど疲労感を感じるのは、気が不足しているタイプ
身体を動かしてスッキリする場合は瘀血タイプ

〇気力不足・疲労の養生

エネルギー不足の疲労は「休息」「栄養補給」がとても大切です

☆食欲がない場合
暑い夏からの食生活の乱れで、胃腸が弱っている場合は、食欲を取り戻すことを優先しましょう
東洋医学では生きていく上で必要な気力は「脾(消化器官)」でつくられています。

★お勧めの食材はずばり「米」です
(旧字の「気」という字は「氣」と書き「米」というじが入っています)
特にみそ汁と一緒に食べると消化も促されるので米とセットで食べましょう
固形物がつらい時は、お粥雑炊にしたり、梅干しシソを加えると食欲が出やすくなるかもしれません。

☆食欲がある場合
穀類、動物性タンパク質が足りているか見直してみましょう

★お勧めの食材
・穀類・山芋・里芋・さつまいも・きのこ類・かぼちゃ・枝豆・鰻・カツオ・鮭・サバ
・マグロ・肉類

薬膳では穀類は気を補い、体力をつけるものです。
動物性たんぱく質には気血を補うものがたくさんあります

不調⑤汗が止まらない・出すぎる

皮膚の表面には汗腺があります。冬に向けて寒さから身を守るために少しずつ汗腺も引き締まってくるのが正常な身体です(収斂作用)
夏になっても身体が冬のままだと熱中症のリスクが上がり、冬になっても夏のままだと冷え性のなるということです。
そうならないように、春や秋に厳しい季節へ向けて身体を準備することが大切なわけです。

★お勧めの食材
・酢・梅干し(酸味のあるもの)・ザクロ・グアバ・たこ

酸味のあるものは収斂作用がある
 収斂作用とは・・・肌を引き締めたり、毛穴を引き締めて汗や皮脂の過剰分泌を抑制する作用のこと

〇汗腺が引き締まらない原因に「気」の不足がある

「気」にはいろいろな作用があり、身体が自然と環境に適応できるように調整してくれている
その1つが「衛気」(免疫力と関係する身体の表面のバリア機能)
しかし夏バテや疲労で「気」が不足すると「衛気」のコントロールが上手くいかず、汗腺を引き締められずに漏れ出てしまうにです。

不調⑥便秘

秋の臓器「肺」「大腸」は関係性においてコンディションが連動することがあります
肺や皮膚の調子を崩しやすい人は便の調子を確認しましょう。
秋に起きやすいのは、乾燥した便になることで、これは腸の潤い不足によるものです。

★お勧めの食材
しっかり水分補給したうえで・はちみつ・ナッツ類・バナナ・イチジク・ヨーグルト・さつまいも・こんにゃく・きのこ類 等を摂りましょう。
お通じを良くしておくことも秋の養生のひとつです。

今年の夏の暑さは経験したことのない暑さで、私のように体調不良になられた方が多かったのではないでしょうか…
東洋医学の視点から普段の生活を少し見直すだけでも体調管理に繋がるヒントが特別なことではなく理解できるように思います。
旬の食材をいただくだけで食養生となるわけですね!

自然環境の変化で、季節に身体が適応するのが難しくなっているように思います。
この年になっても学ぶ喜びがあり、皆さんの「気持ち良かった」と言ってくださるお姿に私も励まされています。
ご連絡お待ちしております。<(_ _)>🍀